業績・財務ハイライト
PERFORMANCE
FINANCIAL HIGHLIGHTS
当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、受注高は15,234百万円、売上高は11,877百万円となりました。損益につきましては、営業損失は176百万円、経常損失は178百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は90百万円となりました。
受注高
- 第2四半期
- 下期
売上高
- 第2四半期
- 下期
経常利益
- 第2四半期
- 下期
親会社株主に帰属する
四半期(当期)純利益
- 第2四半期
- 下期
総資産
純資産
※第70期第2四半期は個別ベースの数値であります。
連結損益計画書の概要
科目 | 当第2四半期(累計) (2023年4月1日から2023年9月30日まで) |
---|---|
売上高 | 11,877 |
売上原価 | 10,472 |
売上総利益 | 1,405 |
販売費及び一般管理費 | 1,581 |
営業利益又は営業損失(△) | △176 |
経常利益又は経常損失(△) | △178 |
親会社株主に帰属する四半期純利益又は 親会社株式に帰属する四半期純損失(△) |
△90 |
連結貸借対照表の概要
連結キャッシュ・フロー計算書の概要
セグメント別概要
セグメント別
売上構成比
土木事業
宮崎自動車道(特定更新等)池島川橋(上り線)床版取替工事
現在、日本全国の高速道路で、大規模更新を中心としたリニューアル工事が進められています。最新技術を用いて再施工することにより、高速道路ネットワーク機能を今後も健全に保つための事業です。
当社では、塩害や輪荷重による経年劣化などで損傷が進んでいる宮崎自動車道池島川橋の床版取替工事を実施しました。当工事では、施工の効率化、床版厚・死荷重の抑制を目的として、当社が開発したあご付きスイングループ継手を用いたプレキャストPC床版が採用されました。
これまでの大規模更新事業において既設の床版をプレキャストPC床版に取り替える際、一般的にはループ継手が採用されておりますが、床版厚が厚くなり、死荷重が増加する傾向にありました。このループ鉄筋を斜めに配置することで、床版厚の低減を図ることを可能とし、開発に当たっては、静的曲げ載荷試験や輪荷重走行試験、施工試験を実施し、従来のループ継手と同等の耐力、疲労耐久性、施工性を保ちました。
今後も、品質向上や安心安全な供用に資する技術開発を進めるとともに、インフラ構造物の長寿命化に貢献してまいります。
土木事業決算ハイライト
受注高 | 10,812百万円 |
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売上高 | 8,945百万円 |
セグメント別利益 (売上総利益) |
965百万円 |
受注高(単位:百万円)
売上高(単位:百万円)
セグメント利益(単位:百万円)
建築事業
品質と経済性にすぐれた建築製品を生み出す
主要都市部における都市再生開発事業の超高層マンションに採用されている当社開発のプレストレスト・コンクリート床版(FR板)は堅調に顧客を確保し、実績を増やしています。また、鋼板ダンパを用いた耐震補強工法のスマイルダンパフレームは、主に集合住宅を対象に営業活動を行い、受注拡大を目指しています。
※スマイルダンパフレームは、地震発生時に、鋼板ダンパが地震エネルギーを吸収するように設計された外付けの制震補強工法です。
建築事業決算ハイライト
受注高 | 4,156百万円 |
---|---|
売上高 | 2,799百万円 |
セグメント別利益 (売上総利益) |
360百万円 |
受注高(単位:百万円)
売上高(単位:百万円)
セグメント利益(単位:百万円)
中期経営計画の進捗について
ABOUT THE PROGRESS
OF THE MEDIUM-TERM
MANAGEMENT PLAN
第5次中期経営計画「VISION2030」ー新たな成長戦略に向けた経営リソースの拡充
市場環境や生産環境の変化に対応するため、2021年度、「新たな成長戦略に向けた経営リソース(人材、技術・生産設備・財務)の拡充」をテーマとした、2021年度から2030年度までの10年間を対象とする第5次中期経営計画「VISION2030」を、策定いたしました。現在はVISIONの達成に向けて、各施策のKPIを策定するとともに、各部門のアクションプランの進捗管理を行っております。
トピックス TOPICS
「富士ピー・エス版リ・ブランディング」の取り組みについて
建設業は、他の産業と比較して就業者の高齢化が著しく進行しており、若年層の入職者の確保や技術の継承が喫緊の課題と言われています。
国では有識者会議の提言により、建設現場で働く人々の「誇り」・「魅力」・「やりがい」の向上を図るため、建設業の既存ブランド再構築、新たなブランド構築を「リ・ブランディング」として、基本方針の策定や具体的な活動に取り組んでいます。
当社では、現場職員が個人レベルで充実感と満足感を得られる環境を整備することで、真に「誇り・魅力・やりがい」を感じ、こぞって現場勤務を希望する環境づくりをゴールとした「富士ピー・エス版 リ・ブランディング」に向けた取り組みを開始しました。
バックオフィスによる現場支援をスタート
建設業では2024年度から罰則付きで規定化される残業時間の上限規制への対応として、業界をあげて週休2日と時間外労働の削減に取り組んでいます。当社においては業界の取り組みに加えDXを推進して生産性向上と働き方改革を図ることで対応しており、その施策のひとつとしてバックオフィスの導入があります。これはITとコミュニケーションスキルを活用して工事現場を支援するもので、2022年度から準備を開始し2023年度に支援を開始しております。
健康経営の取り組みに関する外部評価について
2023年2月にスポーツ庁より「スポーツエールカンパニー」、10月に全国健康保険協会福岡支部より「健康づくり優良事業所ゴールド」に認定されました。当社は、社員がイキイキと能力を最大限に発揮することが企業の持続的な成長、ひいては経営理念に掲げた社会的使命を果たすことに繋がるとの考えから、代表取締役社長を最高責任者とした推進体制と、取締役会及び経営会議への定期的な報告体制を整備し、健康経営を推進しております。