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ビジネスレポート 2024年3月期(上半期)

※こちらは当社のミッション「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」をアーティスト山下良平氏に表現いただいたものです

トップメッセージ TOP MESSAGE

代表取締役 社長執行役員 CEO 葉山 誠

代表取締役 社長執行役員 CEO
葉山 誠

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

今年は私たちの主要プロダクトであるHULFTが1993年のリリースから30周年を迎えました。そのHULFT事業で培ったデータをつなぐ技術を生かして誕生したiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)「HULFT Square」を今年2月にリリースし、この10月5日には欧米においてもリリースいたしました。まさにグローバルでDXを牽引するためのスタート地点に立つ、記念すべき年になったと言えるでしょう。

これらを踏まえ、私たちは今期より「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」をミッションとして掲げました。私たちはお客様のDX推進をサポートするとともにDXの先にもたらされる豊かな未来に貢献することができると確信しております。

一方、私たちは永きに亘り多くのお客様のシステムを支えるSI企業として社会に貢献してまいりました。これからも、その経験で培ったスキルと、進化し続けるデジタル技術を駆使し、データをつなぐことで企業価値向上に努めます。

6月の株主総会で決議いただいた通り、2024年4月1日には「セゾン情報システムズ」から「セゾンテクノロジー」に社名変更します。エンジニアの成長と活躍をサポートし、セゾンの良さとテクノロジーが融合した当社ならではのサービスをご提供することで、社会と人を笑顔にできる会社を目指してまいります。皆さまにおかれましては、尚一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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連結業績ハイライト

当上半期の
ポイント

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HULFT事業、データプラットフォーム事業及び流通ITサービス事業が拡大したこと等により増収

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HULFT事業が増益となった一方で、流通ITサービス事業において、受注損失引当金繰入額1,272百万円を売上原価に計上したこと等により減益

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第1四半期におけるデータプラットフォーム事業の減損損失等により、親会社株主に帰属する四半期純損益は減益(損失)

上半期通期

売上高

単位:百万円

営業利益

単位:百万円

経常利益

単位:百万円

親会社株主に帰属する四半期
(当期)純利益

単位:百万円

※2024年3月期には上半期△14百万円を含んでいます。

中間期末

配当金

単位:円

【配当方針】

  1. DOE(自己資本配当率)10%を目安とする
  2. 自己資本比率50%~75%を維持し、最適資本構成を目指す
  3. 通期見通しの約1/2を中間配当とする
  • DOE
  • 10.1%
  • 9.9%​
  • 10.2%
    (予想)

上半期の振り返り

お知らせ

通期連結業績予想の修正について

流通 IT サービス事業におきまして、開発を進めていた一部プロジェクトに高負荷が発生しております。この立て直しに必要な今後の開発コストとして、受注損失引当金繰入額 1,272 百万円を第2四半期の売上原価に計上いたしました。
2024 年 3 月期通期の業績予想につきましては、売上高は据え置く一方、この受注損失引当の計上等により、損益について前回予想値を下回り、親会社株主に帰属する当期純利益は570百万円となる見込みであります。
株主の皆さまにはご心配をおかけし申し訳ございません。詳細は、2023年10月31日に公表いたしました「受注損失引当金の計上、第 2 四半期連結業績予想と実績との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照くださいますようお願い申し上げます。

4つのシフト

事業シフトの進捗状況について

当社では、事業構造の変革を推し進めるにあたり、「4つのシフト」を行っております。

「4つのシフト」のうち、「事業シフト」ではデータ連携ビジネスの売上構成比率を高めることを目標としております。HULFT事業及びデータプラットフォーム事業が拡大したこと等により、2024年3月期第2四半期累計では、52%にまで成長させることができました。

「事業シフト」には、技術や人材のシフトや、日本発iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)「HULFT Square」のビジネス拡大も並行して進める必要がございます。引き続き当社の事業構造の変革を推し進めてまいります。

HULFT Square

欧米向け「HULFT Square」提供開始について

本年2月9日に国内でリリースした「HULFT Square」を、今秋10月5日より欧米市場でも提供開始しました。このサービス開始に合わせ、11月にアメリカのラスベガスで開催されるAWS re:Invent 2023にも出展します。

トピックス

お知らせ

2024年4月1日、社名を「株式会社セゾンテクノロジー」に変更することを決定!

当社は、2024 年 3 月期より、新たなミッションとして「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」を定めました。当社がこのミッションを果たすべく1970 年の設立から培われてきたソフトウェア開発・システムインテグレーションの技術力に加えて、世界最先端の技術を取り入れるとともに、エンジニアの成長と活躍をサポートし未来を切り拓くテクノロジーの会社であることを体現するため、6月開催の株主総会にて決議をいただきました。

データPF事業HULFT Square事業シフト

「HULFT Square」と各社の提携が進展しています!

2023年2月のリリース以来、多くの提携、協業が実現しています。引き続き、ミッションである「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」を目指し、サービスの価値向上に努めてまいります。

技術シフト

大規模言語モデル(Large Language Models、LLM)※1 研究会発足​

当社は、誰もが普通の言葉で簡単かつ安全にデータを活用できる未来の実現に向け、大規模言語モデルに関する全社的な研究会である「LLM Mavericks ※2」を発足いたしました。本研究会を通じて、先端テクノロジーに関する知見の蓄積や発展を加速させ、自社業務やお客様向け製品サービスへの早期活用を目指しております。

  • ※1 大規模言語モデル(Large Language Models、LLM)とは、非常に巨大なデータセットとディープラーニング技術を用いて構築された言語モデルのこと
  • ※2 Mavericks とは、新しいアイディアやアプローチを追求する個性的な人々のこと
技術シフト人材シフト

データサイエンティスト育成支援の経過公表

当社は、これまでのデータエンジニアリングで培ってきたノウハウを生かし、2019 年より滋賀大学・帝国データバンク Data Engineering and Machine Learning Center(以下、DEML センター)で学生のデータサイエンティスト育成を支援しております。DEML センター開設後、在籍学生数は約 3 年間で延べ 44 名になり、当社提供による「DataSpider」の研修は、同センター以外の学生も含め 50 名が受講しております。この中から 27 名がデータサイエンティストとして様々な企業・団体で活躍しています。​

HULFT

HULFT30周年記念の特設サイト開設中

当社は 1993 年の HULFT 発売以来、時代とともに変化する企業の IT システムにおいて、安全・安心 のデータ連携を提供してまいりました。発売から 30 周年を迎え、これまで支えてくださった皆さまへの感謝をお伝えするとともに、これからも時代とともに進化し、新たな「つなぐ価値」の提供の決意表明として、30 周年特設サイトをオープンいたします。 本サイトでは、IT 業界のトレンドとともに HULFT の歩みを振り返る年表や、HULFT 発案者と現開発・企画責任者の対談を通じ、 HULFT の変わらない根幹と未来への進化を発信します。

お知らせ株主向け

ビジネスレポートをPCやスマートフォンでの閲覧に最適化

2023年3月期通期ビジネスレポートのアンケートにご回答いただきありがとうございました。前回より、従来の冊子ご送付をやめ、電子版のみのご提供としたところ、ご好評のコメントをいただく一方で、「せっかくペーパーレスにしたのだから、配置を工夫し見やすさを向上してほしい」とのご意見をいただきました。そこで、今回のビジネスレポートより、PC、スマートフォンでの閲覧に最適化した形態でのご提供を行わせていただきます。

今後も、より見やすくわかりやすいビジネスレポートのご提供を続けてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。