PRONEXUS HISTORY vol.1 プロネクサスの歩み

お客様の課題を解決するために、変化・成長してきた当社の歴史

創業以来、私たちは専門性を磨き続け、品質維持とセキュリティの徹底をベースにお客様との信頼関係を構築し、お客様のご要望に応えることで事業を営んでまいりました。
2030年の創業100年に向けて、お客様の期待に応えるために変化し、成長してきた当社の歴史をシリーズで辿ります。

1930年
お客様からの信頼と品質・専門性のこだわり
株券印刷専業会社
としての創業
1960年代
お客様との強固な信頼関係構築
株券印刷のリーディングカンパニーに
1970年代~1980年代
商法改正によるお客様ニーズの変化
ディスクロージャービジネスへの
転換
1990年代~2000年代
IT革命と金融ビッグバン
デジタル・グローバル化への対応
2010年~
お客様ニーズの多様化・アフターコロナ
さらなる事業領域の拡大
当社の前身「亜細亜商会」(現在の中央区銀座)
本社事務所・工場旧社屋(現・虎ノ門ヒルズ建設地)
プロネクサス台湾

当社の歴史は、1930年に創業者の上野一雄が、株券を中心とした有価証券の印刷を専業とする「亜細亜商会」を興したことにはじまります。上野一雄は、有価証券類の印刷に携わる経験を通じ、「株券は株式会社の“顔”である」ことを知りました。その結果、株券は金券と同様付加価値の高いものであり、“株券の印刷を受注することは、企業の生命を預かるのと同じだ”という哲学を生み出しました。

当時、株式印刷は印刷技術の最高峰とも言われ、偽造防止の観点から高い品質が求められました。また、第一義として法令順守の観点から、間違えが許されないという厳格な専門性も要求されました。そのため、競合企業が比較的少ないという業界事情もあり、当社は新規に参入し、偽造防止技術の向上に加え、独自の実印押捺機の開発やセキュリティ体制の構築にも注力することで、お客様からの信頼を得てきました。

株券・有価証券印刷の専門会社としての認知度が高まっていくにつれて、上野一雄は「オレの仕事は株券の製作」であり、「ただの印刷屋と呼ばれたくない」と常々言っていました。当社は100周年に向かって事業領域の拡大を図っていますが、創業期に培った品質・専門性へのこだわりは、現在に至るまでの成長の礎となっています。

創業時、築地の事務所にて
1957年に発行した当社の株券