第83期 中間報告書
2025年11月1日~2026年4月30日
株式会社ハイレックスコーポレーション
証券コード:7279
事業概況と見通し BUSINESS OVERVIEW AND OUTLOOK
売上高
単位:億円
通期
中間期
営業利益又は営業損失
単位:億円
通期
中間期
経常利益又は経常損失
単位:億円
通期
中間期
親会社株主に帰属する中間(当期)純利益又は
親会社株主に帰属する中間(当期)純損失
単位:億円
通期
中間期
スペシャルインタビュー SPECIAL INTERVIEW
Q1 取締役会では、どのような点を重視して発言されていますか?
取締役は、会社法上の善管注意義務・忠実義務を負っていますので、まずはその義務を履行することを重視し発言しています。
具体的には、企業価値の向上に資するのか、株主の利益に資するのかを考え、発言させていただいています。
より具体的に言うと、私は弁護士ですが、弁護士の業務としてアドバイスするのではなく、まず業界の構造等を理解し、その上で弁護士としての経験を活かし、また法律専門家であることを武器としながら、経営判断の妥当性について意見を言うように心がけています。
これがまさに弁護士としての社外役員の役割だと考えています。
Q2 社外の立場から見て、当社の強みと、改善余地が大きい課題をそれぞれ1つずつ上げるとすれば、何でしょうか?
強みを、まず1つあげるとすると、技術力です。この技術力が、日本初、世界初の製品を作り、戦後80年間における大きな成長を可能にしたと思っています。しかし、現在EV化の波の中、今までの延長線上に成長はないと思っています。挑戦あるのみです。EV化の波の中での今後の成長のためには、EV化の波に乗るために技術力を磨き、製品をシステム化すること、そして、EV
化の波に負けないために技術を建設機械、住宅設備、福祉商品、医療機器等へ横展開をすること、これがカギとなります。それをすることができる力を持っていることが、今のハイレックスコーポレーションの大きな強みだと思っています。
ハイレックスコーポレーションは早くからグローバル展開をし、グローバル化が進んでいます。これは強みの一つですので、これを活かすために、海外子会社をいかにグリップしガバナンスを機能させるかが課題であると考えています。この課題は努力と工夫次第で改善できる課題です。
Q3 社外取締役としての“独立性”を、どのように確保しているとお考えですか?
社外取締役の独立性確保が求められているのは、社外取締役には牽制機能、監督機能、リスク管理を果たす役割があるからです。
そこで私は、まず、①違和感があれば質問する②忌憚なく意見を言う、この2点を特に心がけています。
そして、牽制機能、監督機能を上げるためには、取締役会の議論の質を上げることが重要で、そのためには本質的な質問を投げかけることがキーポイントだと思っています。本質的な質問を心がけ、取締役会の議論の質を向上させていきたいと思っています。
また、取締役会で忌憚のない意見を言い、忌憚のない議論をするためには、経営陣と信頼関係を築くことが大切だと思っています。馴れ合いにならない信頼関係です。この信頼関係がないと経営陣と忌憚なく意見交換はできません。したがって、経営陣との馴れ合いではない信頼関係の構築も大切にしています。
もう一つ上げるとすると、独立性確保のために、時折、自己の対応について振り返りをすることも必要だと思います。
Q4 ガバナンスの観点から、現在の当社をどのように評価されていますか?
ガバナンスは一定構築されています。制度面での上場企業の水準は満たしています。しかし先にも申し上げましたが、これだけグローバル展開をしている会社としては海外子会社に対するグリップ力、ガバナンスは弱いです。
また、指名報酬について、透明性の確保が必要で、まずは指名の透明性の確保を検討する必要があるのではないかと考えています。
Q5 株主の皆様へ、社外取締役としてメッセージをお願いします
ROEを意識し、変化と成長への転換を目指し構造改革や色々な挑戦を試みている経営陣を、社外取締役として、適切に後押しし、リスクとリターンを冷静に判断し、社外取締役としての監督機能を十全に果たせるよう努めてまいりたいと思います。
また、透明性の向上、内部統制、リスク管理、コンプライアンス、ガバナンスの強化は企業価値の質の向上につながりますので、これらの点につきましては、弁護士の社外取締役としてその責務を果たしてまいりたいと思います。
そして、ステークホルダー全体を意識した経営も企業価値向上に大きくつながりますので、ステークホルダーの皆様にも目くばせしていきたいと思っています。
トピックス TOPICS
当社が開発した、米国Tesla向け開閉装置新製品(Window Regulator 48V)が、このほど量産化となります。当社の大型EV向けWindow Regulator 48Vは、当社初の48V電圧対応のWindow Regulatorであり、Teslaが、アメリカ合衆国ネバタ州に所在するギガファクトリーで量産を開始する、「クラス8」と呼ばれる大型トラックに搭載されます。製品の特性としては、同じ電力を供給するための電流を1/4に減らし、機能を稼働させる時の電力損失を1/16に削減することが可能であり、車体重量の大幅削減にも貢献いたします。当該製品の開発は、アメリカ子会社のハイレックス・コントロールズが担当しましたが、駆動モーターの開発は、イタリア子会社のハイレックス・イタリアが担いました。完全EVであるTeslaの大型トラックは、1回の充電で800キロを走行し、ディーゼルエンジンと同等以上の走行性能を実現し、今後はアメリカのペプシコーラ等の大量商品輸送に活躍する見通しです。
心臓の冠動脈や下肢の動脈が狭くなったり詰まったりした際に、血流を回復させる治療に用いる中心循環系マイクロカテーテルの薬事承認を取得し、近日販売いたします(販売名「HLマイクロカテーテル4」、承認番号30700BZX00333000)。
シャフト表面に付与している親水性コーティングの潤滑性と耐久性を高めることで、当社従来品と比べて、操作がしやすく、より末梢まで進みやすいカテーテルといたしました。医師の皆様に操作のしやすさをご提供致します。
今後も安心安全な医療機器を早く患者様と医師の皆様へお届けし、医療の発展に貢献してまいります。
2025年より、電車の到着・発車にあわせて上下する可動式ロープ柵を、日本信号様向けに製造しています。軽くて強度に優れた炭素繊維ロープを採用することで大開口化を実現し、さまざまな車両への対応を可能としました。本製品は、JR西日本様の明石駅、神戸駅、京都駅に設置され、駅利用者の安全・安心な利用を支えています。
さらに、2026年3月には阪神電気鉄道様の甲子園駅にも設置されました。従来は黄色と赤色のロープでしたが、甲子園駅では、甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースのチームカラーを意識した黄色と黒色の特別色が採用され、野球の街・甲子園らしさを駅空間にも取り入れています。
甲子園駅
その他の設置駅
米国テキサス州ラレド市に、新たに独自の物流センターを開設いたしました。
北米事業全体での物流体制を大幅に見直し、地政学的なリスクに対応するとともに、物流ルートを複線化することで顧客への供給体制を確実にし、全体の物流距離の削減と二酸化炭素削減にも貢献いたします。
将来的にはグループ内各社の物流を統合することも検討しております。
株主インフォメーション SHAREHOLDERS INFORMATION
個人株主の皆様と「直接つながる」IR活動のご紹介
― 日経・東証IRフェア2026出展及び工場見学会の開催 ―
日経・東証IRフェア2026
「どんな会社なのか」「何が強みなのか」「将来の成長は?」――こうした率直なご質問に、直接お答えできる場として、当社をより身近に感じていただける機会となっています。
開催概要
- 日時 2026年8月28日(金)、29日(土) 10:00~17:00予定
- 会場 東京ビッグサイト南3・4ホール(東京都江東区有明3-11-1)
- 入場料 無料(事前登録必要)
- 主催 日本経済新聞社・日本取引所グループ
個人株主様向け工場見学会
現場の空気を感じていただくことで、数字や資料だけでは伝わらない当社の強みや姿勢を体感していただける機会となっています。
開催概要
- 日時 2026年10月頃の開催を予定
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会場
当社工場を予定
※日時会場については現在調整中です。詳細が決まり次第、当社ウェブサイトにてお知らせいたします。