中央発條株式会社 証券コード:5992

102 中間報告書

2024.04.01 ~ 2024.09.30

新型ランドクルーザー“250”シリーズに
採用された当社新製品ODDS。
トピックスで詳しく説明しております。

トップメッセージ TOP MESSAGE

代表取締役社長
小出 健太

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社第102期中間期(2024年4月1日から2024年9月30日まで)の事業の概況についてご報告申し上げます。

当中間連結会計期間における主要取引先の売上高は前年同期に比べ、国内は新製品スタビライザの量産開始による新たな取引拡大と労務費及び鋼材、資材などのインフレ影響に対するお客様売価反映の営業努力が、台風影響などに伴う取引先における生産停止の影響を上回り増加し、一方海外は中国をはじめとして北米、アジアを含む全域で減少となりましたが、グローバル全体では増加いたしました。

このような状況のなか、当社グループの当中間連結会計期間の業績につきましては、売上高が前年同期に比べ29億1千1百万円増収(前年同期比5.8%増)の532億5千6百万円となり、売上高は同期間において過去最高となりました。この売上高は労務費上昇、鋼材インフレ等に対する売価反映と為替変動の影響を含み、実質的な売上高の増収は約12億円となりました。

損益の状況につきましては、営業利益が前年同期に比べ10億7千9百万円増益の17億6千万円(前年同期比158.4%増)となりました。営業利益は同期間において過去最高となりました。製品としては新技術を搭載した新製品スタビライザの売上高増に伴う収益構成の改善、直材費低減としてのグローバル調達ソーシングの改善や仕入先様と一体となり改善を行うエンジニアリング調達の推進、生産技術面からはSDGsカーボンニュートラル対応として、より低温・コンパクトな設備にてばね製品を加工・製造できる冷間工法技術を採用した設備投資の拡大、加えて働き方改革の一環として間接部門人員の工数管理・分析システム導入による生産性向上など、従来レベルの改善領域を更に上回る原価低減施策を実施した結果があらわれてきております。併せて労務費及び鋼材、資材などのインフレ影響に対するお客様売価反映は同期間内における期ずれのない対応がほぼ実施できております。地域別では、国内収益改善がグローバル全体を牽引しておりますが、中国・北米・アジアの減益幅も売上高減の影響に比し上記活動が奏功し抑えられた結果となり全地域黒字化を達成しております。経常利益は前年同期に比べ4億6千8百万円減益の17億8千7百万円(前年同期比20.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期に比べ1億6千6百万円減益の12億4千8百万円(前年同期比11.7%減)となりました。経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益が減益となっているのは為替が円高方向に振れたことにより当社保有の外貨建て資産に対する為替評価損の営業外損失が発生したためです。

当初公表年間計画の各利益指標が半期において、売上高増及び改善活動の進捗により高い進捗率となっていることを受け、2024年10月30日に公表計画を上方修正いたしました。今後、国内生産台数は増加と予測しますが、海外生産台数の減少は今後も継続し予断を許さない状況にあること、また、インド進出など将来の事業基盤強化のための「意志ある固定費」の更なる投入を考慮し、本数値としております。

本年は、昨年策定し本年5月にアップデートした『中長期経営計画2027』の2年目にあたり、その先行投資期間と位置付けておりますが、更なる成長投資を行うとともに、高付加価値製品の開発やEV化対応を軸とした「商品力強化」、インド合弁事業をはじめとするグローバル事業展開の更なる活動強化、非自動車分野の拡充を軸とした「新規分野進出」、加工技術内製化やグローバル調達改善、生産性改善を軸とした「画期的な原価低減」の3つの戦略を着実に進展させることで、収益力の更なる向上に取り組み、2027年度目標である売上高1,100億円、営業利益55億円、営業利益5%、ROE5%以上の達成に努めてまいります。また、そのプロセスとして、収益力の向上に加え、BSバランス全体を俯瞰した資産の活用効率向上、適切な資本施策の推進を行い、中長期持続的に企業価値を拡大させステークホルダーの皆様への還元面積総和を最大化する取り組みを確実且つ果敢に実施してまいります。

今後も、クリエイティブ・カンパニーとして信頼され続ける『100年企業』を目指し、『社会』と『人』に優しく持続的に企業価値を高め続けられる会社づくりに邁進いたします。

業績ハイライト Financial Highlights

売上高

単位:百万円

  • 中間期
  • 通期

営業利益/営業利益率

単位:百万円/%

  • 中間期
  • 通期
  • 営業利益率
0.3% 1.1% 2.5%
(予想)

経常利益

単位:百万円

  • 中間期
  • 通期

1株当たり当期純利益

単位:円

  • 中間期
  • 通期

1株当たり配当金/配当性向

単位:円/%

  • 中間期
  • 通期
  • 配当性向

地域別セグメント売上高(日本)

単位:億円

  • 中間期
  • 通期

地域別セグメント売上高(北米)

単位:億円

  • 中間期
  • 通期

地域別セグメント売上高(中国)

単位:億円

  • 中間期
  • 通期

地域別セグメント売上高(アジア)

単位:億円

  • 中間期
  • 通期

製品別売上高構成比

  • ケーブル
    ■トランスミッションケーブル

    オートマチック車(横置きエンジン)のシフトレバーとトランスミッションの間を連結し、シフトポジションをトランスミッションに伝える働きをします。正確なストローク伝達が要求され、操作上のガタを極力小さくした構造になっています。

  • 精密ばね
    ■パワーバックドア用ばね

    パワーバックドアのパワー開閉ユニットの中に納められたばねであり、バックドアの自重モーメントと釣り合うようにばねの荷重が設定されています。これにより小型モータでの自動開閉を可能にしています。

  • シャシばね 
    ■コイルスプリング

    自動車のサスペンション用として幅広く使われており、製造方法は熱間成形と冷間成形に分かれています。特に横力制御ばね(SASC®)は、自動車の乗り心地向上に貢献しています。

中長期経営計画 Medium-Term
Management Plan

当社は、2023年度から2027年度までの「中長期経営計画」を策定し、継続した取り組みを実施しております。初年度である2023年度において、当初の2027年度売上高目標である1,000億円を達成したことを受け、主要目標の見直しをいたしました。
今後は中長期計画にて策定した各事業戦略を着実に進展させていくことにより、中長期経営計画の達成を目指してまいります。

主要目標の見直し -【連結】中長期主要目標 2027年度(2028年3月期)-

当初目標
売上高 1,000億円以上
営業利益 50億円
営業利益率 5%
ROE 5%以上
今回修正目標
1,100億円以上
55億円
5%
5%以上
  • +100億円
  • +5億円
  • -
  • -
当初目標
売上高 1,000億円以上
営業利益 50億円
営業利益率 5%
ROE 5%以上
今回修正目標
売上高 1,100億円以上 (+100億円)
営業利益 55億円 (+5億円)
営業利益率 5% ( - )
ROE 5%以上 ( - )

見直しのポイント

- 中長期経営計画で策定した各事業戦略の着実な進展 -
  • 売上高1,000億円は2023年度に既に達成、売上高は100億円増加の1,100億円に上方修正
  • 営業利益率5%目標を維持することにより、営業利益額は5億円増加の55億円に上方修正
  • ROEは引き続き5%以上を目指す

トピックス TOPICS

インドにおける合弁会社設立について

当社はSTUMPP SCHUELE & SOMAPPA SPRINGS(スタンプシューレ&ソマパスプリング)(以後、SSSS社)との間で合弁会社 SSS Chuhatsu Precision Springs Private Limitedを設立し、インドで調印式を開催いたしました。

ばね生産の特殊な技術を持つ当社と、インド国内で生産設備を持ち販路を拡大したいSSSS社との共同出資会社として、海外生産及び販路拡大と材料などの現地調達による原価低減に取り組み、収益向上を図ってまいります。

ODDS(On-Demand-Disconnectable Stabilizer)製品化着手

新型ランドクルーザー“250”シリーズにSDMとして採用された、当社新製品である「ON-OFFスタビライザ」の汎用搭載化を目指し、新たにODDSと命名し製品化に着手いたしました。

お客様の好評を受け、現在生産能力の増強を検討しており、今後の当社売上収益の大きな柱として育ててまいります。

写真提供:トヨタ自動車株式会社殿

株主の皆様の声をお聞かせください コエキク

当社では、株主の皆様の声をお聞かせいただくため、アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。
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本アンケートは、株式会社プロネクサスの提供する「コエキク」サービスにより実施いたします。
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アンケートのお問い合わせ「コエキク事務局」
koekiku@pronexus.co.jp

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